25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反落。前場終値は前日比0.01％安の3393.35ポイントだった。深セン成分指数は0.64％安の10603.10ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2813億400万元だった。

　上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。序盤には心理的節目の3400ポイントに乗せる場面もあったが、勢いは続かなかった。中国人民銀行（中央銀行）がこの日に中期貸出制度（MLF）を通じて3000億元を供給したものの、『証券時報』によると今月16日に償還期限を迎えたMLF資金は1兆4500億元だった。12月のMLF操作は差し引き1兆1500億元の吸収超過になったことが重しとなったもよう。もっとも、前日には中国当局が2025年に過去最大規模となる3兆元の特別国債を発行することに同意したとも報じられており、財政出動に対する根強い期待が下値を支えた。

　セクター別では、インターネットサービス、セメント・建材、自動車サービス、教育などが安い。半面、保険が全面高となったほか、銀行、石炭、商業・百貨店などが買われた。

　A株市場では、教育関連の中公教育科技（002607）、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉（600884）、テック株の用友網絡科技（600588）、海能達通信（002583）、ゲーム関連の奥飛娯楽（002292）、航空大手の中国国際航空（601111）などの下げが目立った。半面、小売り大手の永輝超市（601933）、通信設備メーカーの中興通訊（000063）、建材メーカーの北新集団建材（000786）、産業システム開発会社の上海宝信ソフト（600845）などが買いを集めた。

　上海B株指数は0.14％高の265.13ポイント、深センB株指数は0.45％安の1212.02ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3393.35ポイント
　前日比：-0.18ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　引値：265.13ポイント
　前日比：0.36ポイント
　騰落率：0.14％

深セン成分指数
　引値：10603.10ポイント
　前日比：-68.33ポイント
　騰落率：-0.64％

深センB株指数
　引値：1212.02ポイント
　前日比：-5.51ポイント
　騰落率：-0.45％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3985.63ポイント
　前日比：1.94ポイント
　騰落率：0.05％

　25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.31％安の3383.01ポイントだった。深セン成分指数は0.82％安の10584.39ポイントと。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8615億1400万元だった。

　上海総合指数は高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。序盤には心理的節目の3400ポイントに乗せる場面もあったが、勢いは続かなかった。節目付近の売り圧力が意識されると、半ば以降はマイナス圏でもみ合った。中国人民銀行（中央銀行）がこの日に中期貸出制度（MLF）を通じて3000億元を供給したものの、『証券時報』によると今月16日に償還期限を迎えたMLF資金は1兆4500億元だった。12月のMLF操作は差し引き1兆1500億元の吸収超過になったことも嫌気されたもよう。

　セクター別では、自動車サービスが全面安となったほか、教育、セメント・建材、インターネットサービスなどが安い。半面、石炭、銀行が買われた。

　上海B株指数は0.06％安の264.61ポイント、深センB株指数は0.82％安の10584.39ポイントだった。