17日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.57％安の3366.89ポイントだった。深セン成分指数は0.12％安の10561.20ポイントと3営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で9835億1700万元だった。

　上海総合指数は序盤に前日終値を挟んで一進一退。前引けにかけて下げ幅を広げ、前場の安値圏で引けた。朝方は値ごろ感に注目した買いが入ったものの、次第に中国景気の先行きを懸念する売りが幅広いセクターで優勢となった。また、中国人民銀行（中央銀行）が前日に「タイムリーな預金準備率と金利の引き下げ」を表明する一方、米連邦準備理事会（FRB）による利下げペースが鈍化するとの観測が浮上し、人民元安の進行が警戒されたもよう。中国人民銀行（中央銀行）が設定したきょうの人民元相場の基準値は1米ドル＝7.1891元と4日続落した。

　セクター別では不動産サービスが全面安のほか、教育、小売り、文化・メディア、繊維・アパレルが大きく下げた。一方、バッテリー素材と自動車製造の一角が買われた。

　上海B株指数は2.01％安の271.62ポイント、深センB株指数は0.53％安の1226.32ポイントとともに3営業日続落した。

上海総合指数
　引値：3366.89ポイント
　前日比：-19.44ポイント
　騰落率：-0.57％

上海B株指数
　引値：271.62ポイント
　前日比：-5.58ポイント
　騰落率：-2.01％

深セン成分指数
　引値：10561.20ポイント
　前日比：-12.72ポイント
　騰落率：-0.12％

深センB株指数
　引値：1226.32ポイント
　前日比：-6.53ポイント
　騰落率：-0.53％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3925.19ポイント
　前日比：13.35ポイント
　騰落率：0.34％

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