ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、13日は上昇が0業種、下落が12業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　工業：991.99（-0.36％)
　2　公共事業：5,270.66（-0.71％)
　3　通信：1,523.14（-0.75％)
　4　コングロマリット：1,441.00（-1.1％)
　5　情報技術：12,096.16（-1.53％)
　6　エネルギー：10,787.85（-1.59％)
　7　金融：3,521.50（-1.71％)
　8　医療・ヘルスケア：7,629.44（-2.03％)
　9　一般消費財：2,514.14（-2.78％)
　10　不動産・建設：1,476.42（-2.86％)
　11　必需消費財：14,157.35（-3.01％)
　12　素材：6,576.88（-4.03％)

ハンセン指数
　引値：19971.24ポイント
　前日比：-425.81ポイント
　騰落率：-2.09％

中国企業指数
　引値：7186.59ポイント
　前日比：-173.51ポイント
　騰落率：-2.36％

レッドチップ指数
　引値：3694.46ポイント
　前日比：-63.00ポイント
　騰落率：-1.68％

　13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに大幅反落。終値は前日比2.01％安の3391.88ポイントだった。深セン成分指数は2.23％安の10713.07ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆692億2700万元だった。

　上海総合指数は終日マイナス圏で軟調に推移。終盤に下げ幅をやや拡大すると、終値で心理的節目の3400ポイントを割り、5日以来、約1週間ぶりの安値を付けた。来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議が11−12日に開かれ、「より積極的な財政政策を実施する。財政赤字率を引き上げる」「適度に緩和的な金融政策を実施する」などの方針が強調されたが、市場では特にサプライズはなかったと受け止められた。また、指数は前日まで3日続伸し、終値で11月11日以来、約1カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、保険、医療サービス、石炭、バッテリー素材、貴金属などが全面安となった。半面、文化・メディアやゲーム、観光・ホテルなどが買われた。

　A株市場では、王府井集団（600859）や瀘州老窖（000568）、海信家電集団（000921）などが売られたほか、新華人寿保険（601336）や中国人寿保険（601628）も安かった。金先物相場の下落を受けて紫金鉱業集団（601899）も下げた。半面、2024年の中国ゲーム市場規模が前年比で7.5％拡大したと伝わり、深セン中青宝互動網絡（300052）や奥飛娯楽（002292）が買われた。

　上海B株指数は1.08％安の279.85ポイント、深センB株指数は1.18％安の1241.42ポイント。