11日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏へ浮上。中国指導部が来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議が11−12日にも開かれると伝わっており、政策期待が買いを支えている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.15％高の3427.81ポイントで推移している。セクター別では、商業・百貨店、医薬品販売、自動車サービス、食品・飲料などが高い。半面、保険、電機、航空・空港運営などが売られている。

　11日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。中国指導部が来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議がきょう開幕すると伝わり、景気刺激に向けた金融緩和と財政出動がより明確になるとの見方から幅広いセクターで買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.68％高の20449.82ポイントで推移。個別では、スマートフォン部品・製造受託のBYDエレクトロニック（00285）、パソコン大手のレノボグループ（00992）、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）が高い。半面、アルミメーカーの中国宏橋（01378）、教育事業の新東方教育科技（09901）が売られている。

上海総合指数
　始値：3416.09ポイント
　前日比：-6.57ポイント
　騰落率：-0.19％

上海B株指数
　始値：279.64ポイント
　前日比：-0.32ポイント
　騰落率：-0.11％

深セン成分指数
　始値：10781.10ポイント
　前日比：-31.48ポイント
　騰落率：-0.29％

深センB株指数
　始値：1240.30ポイント
　前日比：1.98ポイント
　騰落率：0.16％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3988.02ポイント
　前日比：-7.62ポイント
　騰落率：-0.19％