29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比1.59％高の3348.20ポイントだった。深セン成分指数は2.41％高の10684.46ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で9718億1600万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上。心理的節目の3300ポイントに乗せ、前場半ば以降はほぼ一本調子で上げ幅を拡大した。人民元安が一服し、資金流出への懸念が後退したほか、政策期待が買いを支えた。トランプ米次期政権の対中強行措置による影響を緩和するため、12月の中央経済工作会議などで追加の景気刺激策が打ち出されるとの見方が出ている。

　セクター別では、証券と保険が全面高。食品・飲料、電機、ソフトウエア開発なども高い。半面、航空・空港運営、公共事業の一角が軟調だった。

　上海B株指数は0.61％高の276.63ポイント、深センB株指数は1.05％高の1210.57ポイント。

上海総合指数
　引値：3348.20ポイント
　前日比：52.50ポイント
　騰落率：1.59％

上海B株指数
　引値：276.63ポイント
　前日比：1.69ポイント
　騰落率：0.61％

深セン成分指数
　引値：10684.46ポイント
　前日比：251.92ポイント
　騰落率：2.41％

深センB株指数
　引値：1210.57ポイント
　前日比：12.57ポイント
　騰落率：1.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3950.42ポイント
　前日比：77.87ポイント
　騰落率：2.01％

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