19日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日終値は4日以来2週間ぶりの安値を更新したとあって買い直しが先行。人民元安の一服も投資家心理を支えているもよう。前日に1米ドル＝7.25元を割り込んでいたオフショア人民元（CNH）はきょう朝方に7.23元前後で推移している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.15％高の3328.70ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材、電子化学品、半導体が買われる半面、保険、不動産、ガスが売られている。

　19日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。米ドル高の一服と米長期金利の低下を好感。指数は前日に7営業日ぶりに反発したものの、依然として9月25日以来の安値圏で推移しているとあって、値ごろ感からの買いが続いている。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.82％高の19737.68ポイントで推移。個別では、産金大手の紫金鉱業集団（02899）、きょう朝方に2024年7−9月期決算を発表したオンライン旅行大手のトリップ・ドットコム（09961）、自動車ディーラーの中升集団（00881）、医薬品ネット通販の京東健康（06618）などが高い。半面、不動産管理サービスの華潤万象生活（01209）、通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）、オンラインゲーム大手のネットイース（09999）などが軟調。

上海総合指数
　始値：3324.88ポイント
　前日比：1.03ポイント
　騰落率：0.03％

上海B株指数
　始値：274.67ポイント
　前日比：-0.23ポイント
　騰落率：-0.08％

深セン成分指数
　始値：10559.33ポイント
　前日比：15.31ポイント
　騰落率：0.15％

深センB株指数
　始値：1254.88ポイント
　前日比：-0.61ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3954.60ポイント
　前日比：4.22ポイント
　騰落率：0.11％