13日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日の米株安が嫌気されているほか、米中関係の悪化を警戒し、売りが優勢となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.11％安の3418.17ポイントで推移している。セクター別では、保険が全面安となっているほか、観光・ホテルや自動車、半導体も売られている。半面、貴金属が全面高。バッテリー素材や宝飾も買われている。

　13日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米長期金利の上昇を受け、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めたもよう。トランプ米次期大統領が掲げる景気刺激的な政策はインフレ再燃や財政赤字の拡大につながりかねず、米連邦準備理事会（FRB）が利下げを進めにくくなるとの見方が強まったもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比1.06％安の19636.71ポイントで推移している。個別では、自動車株の吉利汽車（00175）と理想汽車（02015）、BYD（01211）が大幅に続落。ネット株のJDドットコム（09618）と美団（03690）も安い。一方、オンラインゲームのネットイース（09999）、パソコン大手のレノボグループ（00992）が買われている。

上海総合指数
　始値：3406.92ポイント
　前日比：-15.05ポイント
　騰落率：-0.44％

上海B株指数
　始値：278.45ポイント
　前日比：-0.24ポイント
　騰落率：-0.09％

深セン成分指数
　始値：11231.73ポイント
　前日比：-82.73ポイント
　騰落率：-0.73％

深センB株指数
　始値：1290.78ポイント
　前日比：8.01ポイント
　騰落率：0.62％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4059.59ポイント
　前日比：-26.15ポイント
　騰落率：-0.64％