6日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比2.50％安の96.73米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も1.04％安の90.92米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の6日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：96.73米ドル（-2.50％）
　■百度（BIDU）：90.92米ドル（-1.04％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：67.06米ドル（-1.99％）
　■JDドットコム（JD）：38.67米ドル（-3.40％）
　■ウェイボー（WB）：9.02米ドル（-2.91％）
　■ネットイース（NTES）：80.00米ドル（-0.22％）
　■ハロー・グループ（MOMO）：6.91米ドル（-5.21％）
　■レンレン（RENN）：0.93米ドル（0％）
　■滴滴全球（DIDI）：4.87米ドル（+1.88％）
　■捜狐（SOHU）：14.30米ドル（-0.69％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：4.56米ドル（+2.70％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：11.62米ドル（-0.94％）

　6日のNY株式相場は急伸。米大統領選で共和党のトランプ前大統領の勝利が確実となったことで景気拡大期待が強まった。

　ダウ平均は1508.05米ドル高（+3.57％）と急伸し、約3週間ぶりに史上最高値を更新。一日の上昇率は2022年11月以来の大きさとなった。S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.53％高、2.95％高と急伸し、ともに史上最高値を更新した。国内志向で景気敏感株が多い小型株は主要3指数をアウトパフォーム。ラッセル2000は5.84％高と急伸し、52週高値を更新。2021年11月に付けた史上最高値まで約2％に迫った。

　S&P500の11セクターは8セクターが上昇し、3セクターが下落。金融が6.16％高と急伸したほか、資本財、一般消費財、エネルギーが3％超上昇し、IT、コミュニケーションも2％超上昇した。一方、長期金利の上昇が重しとなった不動産、生活必需品、公益が下落した。米10年債利回りは財政悪化懸念から前日の4.291％から4.431％に上昇した。センチメントは大幅改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の20.49ポイントから16.27ポイントに急低下した。

　個別銘柄では、トランプ氏を支援したイーロン・マスク氏のテスラが14.75％高と急伸。景気拡大期待を背景に金融株も大幅高。ディスカバー・ファイナンシャルが20.22％高、シンクロニー・ファイナンシャルが18.81％高となったほか、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーも2桁高となった。規制緩和期待で暗号資産も急騰。ビットコイン価格は過去最高値を更新し、7万6000ドルを上回った。

【3Q決算】マニュライフ（00945）
【3Q決算】SMIC（00981）
【3Q決算】華虹半導体（01347）
【3Q決算】ペンタマスター・インターナショナル（01665）
【3Q決算】JXエナジー（03395）
【中間決算】DLCアジア（08210）
【中間決算】大洋環球（08476）
【中間決算】申港控股（08631）
【権利落日】HSBC（00005）(3Q配当）
【権利落日】靄華押業（01319）(中間配当）
【権利落日】中信建投証券（06066）(中間配当）
【米国】米連邦公開市場委員会（FOMC）結果発表