週明け4日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。注目された米雇用統計は市場予想を大きく下回る弱い内容となったものの、利下げへの期待から前週末のNY市場が上昇したことが好感される半面、米大統領選挙や米連邦公開市場委員会（FOMC）を控えて様子見ムードは強く、相場の重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.04％高の3273.24ポイントで推移している。セクター別では、電機や自動車、風力発電設備などが買われる半面、教育やバッテリー素材、不動産サービスなどが売られている。

　週明け4日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前週末の米株高が好感されているほか、中国当局による追加の景気刺激策への根強い期待が買いを支えているようだ。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比0.24％高の20556.27ポイントで推移している。個別では、10月の販売実績を発表した自動車株の吉利汽車（00175）、BYD（01211）、理想汽車（02015）が高い。オンライン旅行大手のトリップ・ドットコム（09961）、製薬株の翰森製薬（03692）なども買われている。半面、アルミメーカーの中国宏橋（01378）、大手国有銀行の中国銀行（03988）、マカオカジノ株のサンズ・チャイナ（01928）などが安い。

上海総合指数
　始値：3275.68ポイント
　前日比：3.67ポイント
　騰落率：0.11％

上海B株指数
　始値：277.04ポイント
　前日比：0.88ポイント
　騰落率：0.32％

深セン成分指数
　始値：10457.89ポイント
　前日比：2.39ポイント
　騰落率：0.02％

深センB株指数
　始値：1233.47ポイント
　前日比：0.44ポイント
　騰落率：0.04％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3897.71ポイント
　前日比：7.69ポイント
　騰落率：0.2％