ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、18日は上昇が12業種、下落がゼロ業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　情報技術：12,033.01（+5.55％)
　2　一般消費財：2,669.87（+4.75％)
　3　医療・ヘルスケア：8,343.87（+4.56％)
　4　工業：987.71（+4.11％)
　5　必需消費財：13,763.86（+3.69％)
　6　素材：7,507.25（+2.84％)
　7　金融：3,557.13（+2.78％)
　8　不動産・建設：1,613.79（+2.76％)
　9　コングロマリット：1,446.38（+2.57％)
　10　公共事業：5,423.71（+1.84％)
　11　エネルギー：11,489.76（+1.35％)
　12　通信：1,519.39（+0.98％)

ハンセン指数
　引値：20804.11ポイント
　前日比：725.01ポイント
　騰落率：3.61％

中国企業指数
　引値：7471.95ポイント
　前日比：292.51ポイント
　騰落率：4.07％

レッドチップ指数
　引値：3958.08ポイント
　前日比：109.83ポイント
　騰落率：2.85％

　18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反発。終値は前日比2.91％高の3261.56ポイントだった。深セン成分指数は4.71％高の10357.68ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆976億7600万元だった。

　上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合った後、プラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大した。指数は心理的節目の3200ポイントを回復し、一時、3300ポイントに乗せる場面もあった。注目された7−9月期の国内総生産（GDP）は前年同期比4.6％増と市場予想を上回ったが、1−9月期では4.8％増と予想から下振れた。一方、中国人民銀行（中央銀行）の潘功勝行長が流動性などをみながら年内に預金準備率を0.25−0.5％引き下げる方針を示したほか、21日に発表される最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）についても0.20−0.25％引き下げると予告したことが好感された。セクター別では、半導体や電子化学品、バッテリー、証券が全面高となるなど、ほぼ全セクターで買いが優勢だった。半面、鉄道・道路や銀行の一角が売られた。

　A株市場では、海能達通信（002583）や欧菲光集団（002456）、北方華創科技集団（002371）、富士康工業互聯網（601138）がストップ高水準まで買われたほか、中信証券（600030）や招商証券（600999）など証券株の上昇も目立った。半面、上海浦東発展銀行（600000）や中国農業銀行（601288）など銀行株が下げた。

　上海B株指数は2.44％高の271.88ポイント、深センB株指数は2.06％高の1232.20ポイント。