週明け7日の香港市場でハンセン指数は続伸してスタート。寄り付き直後に心理的節目の23000ポイントを上抜けた。中国国家発展改革委員会の報道向け発表会をあすに控え、追加の景気刺激策に期待する買いが幅広いセクターで先行。前週末の米株高も投資家心理を強気に傾けたもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比1.96％高の23181.89ポイントで推移している。個別では、半導体ファウンドリーのSMIC（00981）が前週末に続き大幅高。カジノ株の銀河娯楽（00027）とサンズ・チャイナ（01928）、医薬品関連の薬明生物技術（02269）と翰森製薬（03692）も高い。半面、電動工具大手の創科実業（00669）、保険大手のAIAグループ（01299）が売られている。

ハンセン指数
　始値：22948.35ポイント
　前日比：211.48ポイント
　騰落率：0.93％

中国企業指数
　始値：8243.76ポイント
　前日比：87.26ポイント
　騰落率：1.07％

レッドチップ指数
　始値：4348.16ポイント
　前日比：58.37ポイント
　騰落率：1.36％

■小鵬汽車（09868）：同社株1214万8600株をJPモルガンが9月30日に追加取得した。1株あたりの平均取得価格は52.6312HKドル。JPモルガンのクラスA普通株式の持ち株比率はこれまでの4.57％から5.35％に上昇した。

■紫金鉱業集団（02899）：同社H株1248万500株をJPモルガンが9月30日に追加取得した。1株あたりの平均取得価格は17.7961HKドル。JPモルガンのH株の持ち株比率はこれまでの6.98％から7.19％に上昇した。

■新鴻基地産（00016）：運営する商業施設15カ所の国慶節連休7日間の売り上げが、前年同期比8％増えた。特に飲食店や家電、化粧品が好調だった。