休場明け2日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。大型ネット株と不動産株が買いを集め、相場の上昇を主導している。中東の地政学的な緊張感が高まるなか、原油の先高観を背景に石油株も買われた。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前営業日比2.01％高の21558.10ポイントで推移している。個別では、前日に9月の新車販売台数を発表したEVメーカーの理想汽車（02015）が急伸。生活アプリ運営の美団（03690）、中国ネット通販のJDドットコム（09618）、不動産開発の恒基兆業地産（00012）と龍湖集団（00960）も高い。中国石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）は続伸している。半面、電動工具の創科実業（00669）、香港商業不動産の九龍倉置業地産（01997）が安い。

ハンセン指数
　始値：21289.60ポイント
　前日比：155.92ポイント
　騰落率：0.74％

中国企業指数
　始値：7578.98ポイント
　前日比：69.19ポイント
　騰落率：0.92％

レッドチップ指数
　始値：4068.01ポイント
　前日比：25.49ポイント
　騰落率：0.63％

■BYD（01211/002594）：2024年9月の新車販売台数は前年同月比45.9％増の41万9400台だった。1−9月累計では前年同期比32.1％増の274万7900台。

■蔚来集団（09866）：2024年9月の納車台数は前年同月比35.4％増の2万1181台だった。24年7−9月期の納車台数は前年同期比11.6％増の6万1855台となり、四半期として過去最高を更新した。

■吉利汽車（00175）：2024年9月の新車販売台数が前年同月比21％増の20万1900台だった。うち、高級電気自動車（EV）ブランドの「ZEEKR」は77％増の2万1300台。