■新世界発展（00017）：2024年6月本決算は売上高（継続事業のみ）が前年比34.4％減の357億8200万HKドル、純損益が196億8300万HKドルの赤字だった（前年は5億4800万HKドルの黒字）。同社は8月30日、24年6月本決算の純損失が190億−200億HKドルとなる見通しを発表していた。

■中国光大銀行（06818/601818）：支配株主の中国光大集団が3月29日から9月26日までに2億4900万元を投じて中国光大銀行のA株8061万9500株（発行済み株式総数の0.14％）を取得した。中国光大集団は3月29日から12カ月以内に4億−8億元を投じて中国光大銀行のA株を追加取得する計画を明らかにしている。

■中国人寿保険（02628/601628）：資本補充債券で350億元を調達した。24−26日に中国の銀行間債券市場で発行を完了した。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：67.67
　　前日比：-2.02
　　騰落率：-2.90％

　COMEX金 中心限月
　　終値：2694.90
　　前日比：10.20
　　騰落率：0.38％

　LME銅 3カ月物
　　終値：10082.00
　　前日比：269.15
　　騰落率：2.74％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2611.50
　　前日比：73.25
　　騰落率：2.89％

　27日の香港市場は続伸か。中国指導部が景気刺激策の追加と財政出動に前向きとの見方から、引き続き買いが優勢と予想する。中国共産党の中央政治局は26日の会議で、今年の経済社会発展目標の達成に向けて追加政策を打ち出し、必要な財政支出を確保すると表明。これを受け、中国人民銀行（中央銀行）は追加の金融緩和を実施する政策文書の通知を急ぐ方針を明らかにした。また、前日の米株式相場の上昇も買い安心感につながりそうだ。

　もっとも、前日のハンセン指数は大幅に3日続伸し、約1年2カ月ぶりの高値圏にあるだけに利益確定売りが出やすい。心理的節目の2万ポイントを超えると伸び悩む展開があり得る。週明けは四半期末にあたる上、中国の国慶節（10月1日）の連休を前に持ち高を整理する動きが広がれば、相場の上値が重くなるだろう。

　26日のNY株式相場はダウ平均が反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は4日続伸した。予想を上回る決算や強い見通しを発表したマイクロン・テクノロジーなど半導体株が軒並み上昇した。新規失業保険申請件数などの経済指標が強い結果となりソフトランディング期待が高まったことも追い風となった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は時価総額が大きいネット株のアリババ集団（09988）とテンセント（00700）、美団（03690）、国際金融銘柄のAIAグループ（01299）とHSBC（00005）がそろって香港終値を上回って引けた。