17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前日比1.44％高の17672.91ポイントだった。中国企業指数は1.44％高の6177.86ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で349億4000万HKドル。

　ハンセン指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上すると、上げ幅を拡大した。17−18日に開かれる米連邦公開市場委員会（FOMC）で通常の倍となる0.5％の利下げが決まるとの観測が地合いを支えた。もっとも、中国本土市場が中秋節で休場のため、本土と香港市場の相互取引ストックコネクトが停止となっていることもあり、売買代金は低水準にとどまった。

　個別では、米利下げで恩恵を受ける九龍倉置業地産（01997）、長江実業集団（01113）、新世界発展（00017）など香港不動産関連がそろって大幅高となり、指数を押し上げた。新興自動車メーカーの理想汽車（02015）、ガス会社の新奥能源（02688）、医薬品ネット通販の京東健康（06618）なども大きく買われた。半面、家電メーカーの海爾智家（06690）、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）が軟調だった。

ハンセン指数
　引値：17672.91ポイント
　前日比：250.79ポイント
　騰落率：1.44％

中国企業指数
　引値：6177.86ポイント
　前日比：87.70ポイント
　騰落率：1.44％

レッドチップ指数
　引値：3374.70ポイント
　前日比：36.71ポイント
　騰落率：1.10％

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