12日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。小高く寄り付いた後、次第に上げ幅を拡大。前日は終値ベースで2月5日以来およそ7カ月ぶりの安値だったとあって、幅広いセクターに買い戻しが入っている。

　指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.29％高の2729.72ポイントで推移している。セクター別では、医療サービスや石炭、太陽光・風力発電設備、セメント・建材が高い。一方、保険が逆行安。

　12日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日の米株高が好感されているほか、指数は前日に終値ベースで8月9日以来およそ1カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.48％高の17191.04ポイントで推移している。個別では、JDドットコム（09618）やアリババ集団（09988）、美団（03690）などが買われているほか、中国宏橋（01378）やAIAグループ（01299）の上昇も目立つ。半面、シノペック（00386）や中国建設銀行（00939）、トリップ・ドットコム（09961）などが売られている。

上海総合指数
　始値：2722.14ポイント
　前日比：0.34ポイント
　騰落率：0.01％

上海B株指数
　始値：228.69ポイント
　前日比：0.20ポイント
　騰落率：0.09％

深セン成分指数
　始値：8122.77ポイント
　前日比：17.39ポイント
　騰落率：0.21％

深センB株指数
　始値：1040.86ポイント
　前日比：0.35ポイント
　騰落率：0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3189.43ポイント
　前日比：3.30ポイント
　騰落率：0.1％