15日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート後、プラス圏に浮上する展開。中国景気の先行き不透明感が強いなか、日本時間午前11時に小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標が発表されるとあって、様子見ムードが強いものの、前日の米株高などが好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.09％高の2853.10ポイントで推移している。セクター別では、製薬や医療機器、バイオ関連などが買われる半面、貴金属や自動車サービス、不動産サービスなどが全面安となっている。

　15日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。中国の景気減速が改めて警戒されるなか、中国国家統計局がきょう午前に発表する7月の小売売上高や鉱工業生産の結果を見極めたい投資家が積極的な買いを手控えているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.56％安の17017.97ポイントで推移。個別では、前日大引け後に2024年6月中間決算を発表したテンセント（00700）と長江インフラ（01038）、電能実業（00006）が売られ、相場の重荷となっている。24年4−6月期決算をきょう発表するアリババ集団（09988）や子会社の阿里健康（00241）も下落。一方、オンラインゲームのネットイース（09999）が反発している。

上海総合指数
　始値：2844.20ポイント
　前日比：-6.45ポイント
　騰落率：-0.23％

上海B株指数
　始値：233.44ポイント
　前日比：-0.23ポイント
　騰落率：-0.1％

深セン成分指数
　始値：8292.20ポイント
　前日比：-18.80ポイント
　騰落率：-0.23％

深センB株指数
　始値：1100.03ポイント
　前日比：-2.08ポイント
　騰落率：-0.19％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3301.45ポイント
　前日比：-7.79ポイント
　騰落率：-0.24％