7日の中国本土株式市場で上海総合指数が安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。中国景気の先行き不安が意識されるなか、7月の貿易統計の発表を前に様子見気分が漂う。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.04％安の2866.09ポイントで推移している。セクター別では、医療サービス、不動産サービス、バイオ製品、観光・ホテルなどが安い。半面、通信設備、送配電設備、通信サービスなどが買われている。

　7日の香港市場でハンセン指数が反発して始まった。前日は4営業日続落し、終値ベースで4月22日以来およそ3カ月半ぶりの安値を連日で更新しただけに、値ごろ感が強まった銘柄が買い直されている。6日のNY株式相場が反発し、米国の景気後退（リセッション）への過度な警戒感が和らいだ。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.58％高の16743.39ポイントで推移している。個別では大型ネット株のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）が買われ、相場の上昇を主導。前日大引け後に2024年6月中間決算を発表した創科実業（00669）は反発した。ネット株のトリップ・ドットコム（09961）も高い。半面、医薬品関連の薬明生物技術（02269）と京東健康（06618）、不動産管理の華潤万象生活（01209）が反落している。

上海総合指数
　始値：2864.01ポイント
　前日比：-3.27ポイント
　騰落率：-0.11％

上海B株指数
　始値：233.06ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：-0.02％

深セン成分指数
　始値：8450.49ポイント
　前日比：-13.37ポイント
　騰落率：-0.16％

深センB株指数
　始値：1092.04ポイント
　前日比：1.02ポイント
　騰落率：0.09％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3338.59ポイント
　前日比：-4.39ポイント
　騰落率：-0.13％