2日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。1日発表の7月の米サプライマネジメント協会（ISM）製造業景況感指数が市場予想を下回ったことを受け、米国の景気後退（リセッション）が懸念されており、本土市場でも売りが広がっている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.55％安の2916.30ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材や電機、非鉄金属などが売られる半面、医療サービスや製薬、バイオなどが買われている。

　2日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日の米株式相場の大幅下落を受け、幅広いセクターで売りが先行。寄り付き直後に心理的節目の17000ポイントを割り込んだ。1日発表の7月の米サプライマネジメント協会（ISM）製造業景況感指数が市場予想を下回り、米景気の後退（リセッション）が警戒されている。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比1.99％安の16960.85ポイントで推移。個別では、金融株のHSBC（00005）、中国人寿保険（02628）、AIAグループ（01299）と石油株のCNOOC（00883）、金鉱株の紫金鉱業集団（02899）が安い。

上海総合指数
　始値：2913.02ポイント
　前日比：-19.37ポイント
　騰落率：-0.66％

上海B株指数
　始値：237.07ポイント
　前日比：-0.18ポイント
　騰落率：-0.08％

深セン成分指数
　始値：8599.06ポイント
　前日比：-74.52ポイント
　騰落率：-0.86％

深センB株指数
　始値：1112.34ポイント
　前日比：-1.24ポイント
　騰落率：-0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3393.92ポイント
　前日比：-25.35ポイント
　騰落率：-0.74％