週明け15日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前週末の米株高が好感される半面、中国ではきょう午前に国内総生産（GDP）など主要経済指標が発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.21％安2964.97ポイントで推移している。セクター別では、医療サービスが全面安となっているほか、不動産サービスや電力なども売られている。半面、造船が全面高。半導体や自動車も高い。

　週明け15日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前週末は大幅に続伸し、終値ベースで6月20日以来およそ3週間ぶりの高値を付けただけに、いったん利益を確定する売りが先行。中国国家統計局がきょう午前に発表する2024年4−6月期国内総生産（GDP）や6月の主要経済指標の内容を見極めたいとして、様子見気分も漂っている。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.36％安の18227.80ポイントで推移。個別では、ネット株の百度（09888）、JDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）が売られて相場の重荷となっている。アルミメーカーの中国宏橋（01378）、ニット衣料大手の申洲国際集団（02313）も安い。半面、米子会社を米市場に上場する方針を前週末に明らかにした万洲国際（00288）が大幅高。電動工具の創科実業（00669）は続伸している。

上海総合指数
　始値：2963.85ポイント
　前日比：-7.45ポイント
　騰落率：-0.25％

上海B株指数
　始値：233.71ポイント
　前日比：0.10ポイント
　騰落率：0.04％

深セン成分指数
　始値：8825.47ポイント
　前日比：-28.61ポイント
　騰落率：-0.32％

深センB株指数
　始値：1134.66ポイント
　前日比：1.47ポイント
　騰落率：0.13％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3462.61ポイント
　前日比：-9.79ポイント
　騰落率：-0.28％