休場明け2日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いた直後、上げに転じた。前日のNY市場で米長期金利が上昇したものの、ハイテク株が買われたことで投資家心理が強気に傾いたもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前営業日比0.67％高の17837.33ポイントで推移している。個別では新興電気自動車メーカーの理想汽車（02015）が高い。エネルギー資源株の中国神華能源（01088）、ペトロチャイナ（00857）、CNOOC（00883）は続伸。不動産開発の龍湖集団（00960）と中国海外発展（00688）も買われた。一方、前週末に2024年6月中間期の業績見通しを発表した信義光能（00968）が大幅安。ミネラルウオーターの農夫山泉（09633）、中国ネット通販のJDドットコム（09618）、スポーツ用品の李寧（02331）も下げている。

　2日の中国本土市場で上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。前日まで続伸しておよそ1週間ぶり高値で終えた後とあって、利益確定売りが出やすい半面、根強い政策期待が相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.05％高の2996.14ポイントで推移。セクター別では、ソフトウエア開発、自動車サービス、インターネットサービス、造船などが高い。半面、建設コンサルティング、半導体、風力発電設備、太陽光発電設備などが売られている。

上海総合指数
　始値：2992.86ポイント
　前日比：-1.87ポイント
　騰落率：-0.06％

上海B株指数
　始値：230.79ポイント
　前日比：-0.14ポイント
　騰落率：-0.06％

深セン成分指数
　始値：8886.09ポイント
　前日比：-13.08ポイント
　騰落率：-0.15％

深センB株指数
　始値：1129.18ポイント
　前日比：-0.22ポイント
　騰落率：-0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3472.45ポイント
　前日比：-5.73ポイント
　騰落率：-0.16％