12日の上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。寄り付きとほぼ同時に発表された5月の中国の消費者物価指数（CPI）は前年同月比0.3％上昇、生産者物価指数（PPI）は同1.4％下落。市場コンセンサス予想はCPIが0.4％上昇、PPIが1.5％下落。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.02％安の3057.58ポイントで推移している。セクター別では、海運・港湾運営、銀行、貴金属などが安い。コンシューマーエレクトロニクス、光学光電子、インターネットサービスなどが買われている。

　12日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果発表をあす未明に控え、持ち高調整の売りが出たもよう。FOMC参加者の政策金利の見通しや会合後のパウエル米連邦準備理事会（FRB）議長の記者会見への市場の関心が高く、様子見気分が強い。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.84％安の18022.77ポイントで推移。個別では、国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）が売られ、相場の重荷となっている。自動車メーカーのBYD（01211）と理想汽車（02015）、吉利汽車（00175）、自動車販売の中升集団（00881）の下げも目立つ。半面、スマートフォン部品関連の舜宇光学科技（02382）、BYDエレクトロニック（00285）が高い。

上海総合指数
　始値：3025.30ポイント
　前日比：-2.75ポイント
　騰落率：-0.09％

上海B株指数
　始値：231.42ポイント
　前日比：-1.98ポイント
　騰落率：-0.85％

深セン成分指数
　始値：9244.31ポイント
　前日比：-18.04ポイント
　騰落率：-0.19％

深センB株指数
　始値：1108.50ポイント
　前日比：0.05ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3539.09ポイント
　前日比：-3.79ポイント
　騰落率：-0.11％