■美団（03690）：きょう2024年1−3月期決算を発表する。ファクトセットがまとめた直前の市場コンセンサス予想は、売上高が699億3200万元、純利益が41億5600万元。

■蔚来集団（09866）：きょう2024年1−3月期決算を発表する。ファクトセットがまとめた直前の市場コンセンサス予想は、売上高が104億7700万元、純損失が55億7900万元。

■テキスウインカ（00321）：2024年3月本決算で純利益が前年に比べ約70−90％増加する見通しを発表した。電子商取引部門の業績が前年比で改善した上、赤字直営店の閉鎖やバックオフィス業務と倉庫の整理統合による小売り・卸売り部門のコスト削減が増益に寄与した。

　6日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、買い先行で始まるか。5日のNY株式相場は主要3指数がそろって上昇。5月ADP民間部門雇用者数が予想を下回る弱い結果となり早期利下げ期待が高まった。ハイテク株主体のナスダック総合とS&P500はともに取引時間中と終値の最高値を更新している。

　ただ、7日には中国の貿易統計や米国の雇用統計が発表されるとあって、様子見ムードが強まる可能性もある。また、本土市場と香港市場は週明け10日が端午節で休場となることから、連休を前に持ち高調整の売りも広がりそうだ。

　5日の香港株の米国預託証券（ADR）は、HSBC（00005）やアリババ集団（09988）、美団（03690）、テンセント（00700）、ネットイース（09999）などが香港終値を上回って引けている。

　香港証券取引所が5日に発表した統計によると、香港から中国本土株に投資する「滬股通（上海コネクト・ノースバウンド）」と「深股通（深センコネクト・ノースバウンド）」は、合わせて成約ベースで56億8000万元の売り越しだった。うち上海市場の売越額は28億8600万元、深セン市場は27億9500万元だった。