30日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。米早期利下げ期待の後退と米長期金利の上昇を受けて為替市場で米ドル高・人民元安が進んだことを嫌気。30日の人民元相場の基準値は前日比0.007％（0.0005元）の元安／ドル高水準の1米ドル＝7.1111元に確定し、人民元レートが3日続落となった。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.30％安の3101.70ポイントで推移。セクター別では、貴金属、教育、ゲームが全面安。半面、鉄鋼、自動車、環境関連などが買われている。

　30日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。米国の早期利下げ期待が後退するなか、米長期金利の上昇を受けてハイテク株などが売られ、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.46％安の18392.10ポイントで推移している。個別では、アリババ集団（09988）やテンセント（00700）が下げているほか、招商銀行（03968）や海爾智家（06690）、紫金鉱業集団（02899）なども安い。半面、中国宏橋（01378）やレノボグループ（00992）、BYD（01211）などが買われている。

上海総合指数
　始値：3103.71ポイント
　前日比：-7.31ポイント
　騰落率：-0.23％

上海B株指数
　始値：252.58ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：9395.79ポイント
　前日比：-19.19ポイント
　騰落率：-0.2％

深センB株指数
　始値：1145.78ポイント
　前日比：0.17ポイント
　騰落率：0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3607.05ポイント
　前日比：-6.47ポイント
　騰落率：-0.18％