週明け20日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。米利下げが年後半にも始まるとの見方が続いており、買い安心感を支えている。中国の政策に対する期待も根強く、投資家が運用リスクを取りやすくなったもよう。

　指数は日本時間午前10時46分現在、前営業日比0.55％高の19661.19ポイントで推移している。個別では、金鉱大手の紫金鉱業集団（02899）が大きく買われている。アルミメーカーの中国宏橋（01378）、宝飾品販売の周大福珠宝（01929）、スポーツ用品の周大福珠宝（01929）が高い。半面、前週末に高かった不動産株の龍湖集団（00960）、碧桂園服務（06098）、華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）が大幅に下落。中国検索サービス最大手の百度（09888）も反落している。

　週明け20日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。中国政府が前週末に不動産デベロッパーが抱える住宅在庫を地方政府が買い取る方針を明らかにしたことなどが引き続き好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.32％高の3164.19ポイントで推移している。セクター別では、保険が全面高となっているほか、貴金属や観光・ホテルも高い。半面、建材、ゲーム、内装などが売られている。

上海総合指数
　始値：3156.15ポイント
　前日比：2.12ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：255.50ポイント
　前日比：0.36ポイント
　騰落率：0.14％

深セン成分指数
　始値：9710.20ポイント
　前日比：0.78ポイント
　騰落率：0.01％

深センB株指数
　始値：1126.75ポイント
　前日比：1.35ポイント
　騰落率：0.12％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3682.06ポイント
　前日比：4.09ポイント
　騰落率：0.11％