14日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。指数は約8カ月ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りが相場の重しとなる半面、中国政府が打ち出すインフラ整備事業などの景気刺激策に期待する買いが指数を押し上げているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.22％高の3154.93ポイントで推移している。セクター別ではゲームとコンシューマーエレクトロニクスが全面高。文化・メディアや電機なども買われている。半面、ガスや電力、石炭などが売られている。

　14日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日のNY市場でハイテク株が買われた流れを引き継いだ。中国当局による財政拡張や産業振興策の恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きも続いている。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.89％高の19285.49ポイントで推移している。個別では、ネット株の百度（09888）と美団（03690）、アリババ集団（09988）の上昇が目立つ。スマートフォン部品の舜宇光学科技（02382）、不動産開発の龍湖集団（00960）が高い。半面、医薬品卸売りの国薬控股（01099）、ガラス大手の信義ガラス（00868）が売られている。

上海総合指数
　始値：3148.85ポイント
　前日比：0.83ポイント
　騰落率：0.03％

上海B株指数
　始値：254.26ポイント
　前日比：-0.10ポイント
　騰落率：-0.04％

深セン成分指数
　始値：9689.55ポイント
　前日比：16.23ポイント
　騰落率：0.17％

深センB株指数
　始値：1119.64ポイント
　前日比：1.33ポイント
　騰落率：0.12％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3668.23ポイント
　前日比：3.54ポイント
　騰落率：0.1％