10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.22％安の3147.25ポイントだった。深セン成分指数は0.86％安の9703.68ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5805億8400万元だった。

　上海総合指数は小高く始まった後、ほどなくマイナス圏に沈んだ。前日の米株高が好感されたが、指数は前日に終値ベースで昨年9月6月以来、およそ8カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、週末には物価統計や金融統計が発表される予定で、様子見ムードも強まった。セクター別では、バッテリー素材と自動車サービスが全面安となったほか、バッテリーや半導体も売られた。半面、不動産サービスや観光・ホテル、電力が買われた。

　上海B株指数は0.53％安の253.32ポイント、深センB株指数は0.26％安の1125.82ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3147.25ポイント
　前日比：-7.07ポイント
　騰落率：-0.22％

上海B株指数
　引値：253.32ポイント
　前日比：-1.34ポイント
　騰落率：-0.53％

深セン成分指数
　引値：9703.68ポイント
　前日比：-84.39ポイント
　騰落率：-0.86％

深センB株指数
　引値：1125.82ポイント
　前日比：-2.88ポイント
　騰落率：-0.26％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3654.20ポイント
　前日比：-10.36ポイント
　騰落率：-0.28％

　10日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。米連邦準備理事会（FRB）による利下げ先送り観測が後退し、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.21％高の3161.00ポイントで推移している。セクター別では、不動産サービスと保険が全面高となっているほか、貴金属や宝飾も高い。半面、バッテリー素材が全面安。太陽光発電設備や医療サービスなども売られている。