10日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。米連邦準備理事会（FRB）による利下げ先送り観測が後退し、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.21％高の3161.00ポイントで推移している。セクター別では、不動産サービスと保険が全面高となっているほか、貴金属や宝飾も高い。半面、バッテリー素材が全面安。太陽光発電設備や医療サービスなども売られている。

　10日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。始値で年初来高値を更新した。米連邦準備理事会（FRB）による利下げ先送り観測が後退し、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比1.36％高の18789.77ポイントで推移している。個別では、取引所運営の香港証券取引所（00388）が大幅高。前日大引け後に2024年1−3月期決算を発表したSMIC（00981）は続伸した。食品・飲料株の康師傅控股（00322）、通信株のチャイナ・ユニコム（00762）も買われている。一方、電気自動車の理想汽車（02015）、ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）が売られている。

上海総合指数
　始値：3158.59ポイント
　前日比：4.27ポイント
　騰落率：0.14％

上海B株指数
　始値：254.83ポイント
　前日比：0.17ポイント
　騰落率：0.07％

深セン成分指数
　始値：9788.83ポイント
　前日比：0.76ポイント
　騰落率：0.01％

深センB株指数
　始値：1129.29ポイント
　前日比：0.59ポイント
　騰落率：0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3669.09ポイント
　前日比：4.53ポイント
　騰落率：0.12％