9日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった後、ほどなくプラス圏に浮上する展開。前日のNY市場でダウ平均が6日続伸したことなどが好感されているもよう。ただ、中国の貿易統計がきょう発表されるとあって、様子見ムードも広がっている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.13％高の18337.34ポイントで推移している。個別では、東方海外（00316）やレノボグループ（00992）が買われているほか、龍湖集団（00960）や華潤置地（01109）など本土不動産株も高い。半面、理想汽車（02015）が大きく下げているほか、アリババ集団（09988）やHSBC（00005）が売られて相場の重しとなっている。

　9日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上してもみ合う展開。中国の4月の貿易統計の発表を前に、様子見気分が漂う。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.25％高の3136.40ポイントで推移。セクター別では、バッテリー素材が全面高。バッテリー、太陽光発電設備、半導体なども高い。半面、貴金属が全面安となっているほか、航空・宇宙関連、製薬などが売られている。

上海総合指数
　始値：3128.16ポイント
　前日比：-0.32ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　始値：253.87ポイント
　前日比：-0.05ポイント
　騰落率：-0.02％

深セン成分指数
　始値：9648.22ポイント
　前日比：9.40ポイント
　騰落率：0.1％

深センB株指数
　始値：1124.36ポイント
　前日比：0.26ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3630.41ポイント
　前日比：0.19ポイント
　騰落率：0.01％