7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.22%高の3147.74ポイントだった。深セン成分指数は0.08%安の9770.94ポイントと小幅に反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9686億9400万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、前場は前日終値を挟んでもみ合い。後場に入ると上げ幅を広げ、終値ベースで昨年9月6日以来およそ8カ月ぶりの高値を付けた。利益確定売りが出たものの、中国当局が打ち出す景気下支え策の恩恵を受けそうな銘柄が買われ、相場を押し上げた。セクター別では、軍需関連、化学、樹脂製品、不動産サービスが買われた半面、教育、自動車、家電、ガスが売られた。
A株市場では不動産株の保利発展控股集団(
600048)と招商局蛇口工業区控股(
001979)が高い。アルミ大手の中国アルミ(
601600)、台湾・鴻海精密工業傘下の富智康集団(
02038)、バスメーカーの宇通客車(
600066)、豚肉大手の牧原食品(
002714)は大幅に反発した。一方、家電メーカーの海信家電集団(
000921)とTCL科技集団(
000100)、ソフトウエア開発の上海宝信ソフト(
600845)が反落。電力大手の国投電力控股(
600886)、格安航空会社の春秋航空(
601021)、映画館運営の万達電影(
002739)も売られた。
上海B株指数は0.21%安の255.33ポイントと3営業日続落。深センB株指数は0.82%高の1118.70ポイントと7営業日続伸した。