7日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた後、上げに転じた。前日終値が約8カ月ぶりの高値だっただけに利益確定売りが出たものの、中国当局が打ち出す景気刺激策に期待する買いが相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.09％高の3143.68ポイントで推移。セクター別では、軍需関連や文化・メディア、医療機器が買われる半面、教育、家電、ガスが売られている。

　7日の香港市場でハンセン指数は反落スタート。前日まで10営業日続伸した後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.18％安の18442.08ポイントで推移。個別では、ネット株の美団（03690）、ネットイース（09999）が売られ、相場の重荷となっている。新興自動車メーカーの理想汽車（02015）、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）、豚肉大手の万洲国際（00288）なども安い。半面、海運の東方海外（00316）、PC世界大手のレノボグループ（00992）などが上昇している。

上海総合指数
　始値：3139.66ポイント
　前日比：-1.06ポイント
　騰落率：-0.03％

上海B株指数
　始値：255.89ポイント
　前日比：0.01ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：9778.16ポイント
　前日比：-1.05ポイント
　騰落率：-0.01％

深センB株指数
　始値：1114.02ポイント
　前日比：4.46ポイント
　騰落率：0.4％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3657.00ポイント
　前日比：-0.88ポイント
　騰落率：-0.02％