26日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日のNY市場で半導体株が反発してITセクターが上昇した流れを引き継ぎ、ハイテク株が買われて相場の上昇を主導。中東情勢懸念の高まりを背景に石油株の上昇も目立つ。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比1.35％高の17517.09ポイントで推移している。個別では、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ最南部のラファに侵攻する準備を進めているとの観測が浮上するなか、石油大手のCNOOC（00883）とペトロチャイナ（00857）が高い。ネット株のJDドットコム（09618）とテンセント（00700）、美団（03690）も買われている。半面、不動産投資信託のLink REIT（00823）、カジノ運営のサンズ・チャイナ（01928）と銀河娯楽（00027）が売られている。

　26日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。前日のNY市場は下落したが、中国政府による景気対策への期待は強く、相場の支えとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.65％高の3072.83ポイントで推移している。セクター別では、貴金属と証券、保険が全面高となっているほか、自動車や通信サービスなども買われている。半面、化学原料や教育、環境保護などが売られている。

上海総合指数
　始値：3054.98ポイント
　前日比：2.08ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：247.72ポイント
　前日比：0.04ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：9258.49ポイント
　前日比：-5.99ポイント
　騰落率：-0.06％

深センB株指数
　始値：1068.50ポイント
　前日比：-3.14ポイント
　騰落率：-0.29％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3531.96ポイント
　前日比：1.68ポイント
　騰落率：0.05％