香港証券取引所は25日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、深センA株に投資する「深股通」（深センコネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■深股通（香港→深セン）
　　当日の売買代金：606億5528万元
　　買い代金：300億4188万元
　　売り代金：306億1340万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 寧徳時代新能源科技（300750）
　　売買代金：1,218百万元
　　買い代金：746百万元
　　売り代金：473百万元

2 立訊精密工業（002475）
　　売買代金：1,123百万元
　　買い代金：782百万元
　　売り代金：341百万元

3 美的集団（000333）
　　売買代金：879百万元
　　買い代金：295百万元
　　売り代金：584百万元

4 宜賓五糧液（000858）
　　売買代金：755百万元
　　買い代金：487百万元
　　売り代金：268百万元

5 BYD（002594）
　　売買代金：606百万元
　　買い代金：357百万元
　　売り代金：249百万元

6 成都新易盛通信技術（300502）
　　売買代金：570百万元
　　買い代金：375百万元
　　売り代金：195百万元

7 中際旭創（300308）
　　売買代金：548百万元
　　買い代金：260百万元
　　売り代金：287百万元

8 浙江万豊奥威汽輪（002085）
　　売買代金：491百万元
　　買い代金：314百万元
　　売り代金：178百万元

9 重慶長安汽車（000625）
　　売買代金：491百万元
　　買い代金：283百万元
　　売り代金：208百万元

10 陽光電源（300274）
　　売買代金：477百万元
　　買い代金：238百万元
　　売り代金：239百万元

　香港証券取引所は25日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：210億3590万HKドル
　　買い代金：113億7053万HKドル
　　売り代金：96億6537万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：2,502百万HKドル
　　買い代金：1,497百万HKドル
　　売り代金：1,005百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：1,029百万HKドル
　　買い代金：279百万HKドル
　　売り代金：751百万HKドル

3 センスタイム（00020）
　　売買代金：923百万HKドル
　　買い代金：508百万HKドル
　　売り代金：415百万HKドル

4 CNOOC（00883）
　　売買代金：662百万HKドル
　　買い代金：391百万HKドル
　　売り代金：271百万HKドル

5 中国銀行（03988）
　　売買代金：566百万HKドル
　　買い代金：545百万HKドル
　　売り代金：21百万HKドル

6 中国建設銀行（00939）
　　売買代金：547百万HKドル
　　買い代金：372百万HKドル
　　売り代金：174百万HKドル

7 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：513百万HKドル
　　買い代金：229百万HKドル
　　売り代金：284百万HKドル

8 香港証券取引所（00388）
　　売買代金：497百万HKドル
　　買い代金：359百万HKドル
　　売り代金：138百万HKドル

9 HSBC（00005）
　　売買代金：424百万HKドル
　　買い代金：1百万HKドル
　　売り代金：423百万HKドル

10 中国平安保険（02318）
　　売買代金：385百万HKドル
　　買い代金：134百万HKドル
　　売り代金：250百万HKドル

　26日の香港市場は反落して始まるか。前日はハンセン指数が4日続伸し、終値ベースで昨年11月28日以来の高値を連日で更新しただけに、利益確定売りが出やすい。米連邦準備理事会（FRB）の利下げ開始時期が後ずれするとの観測が広がり、投資家が運用リスクを取りにくくなるだろう。25日発表の米経済指標がインフレ圧力の根強さを示し、米長期金利の指標である米10年債利回りは前日比0.06％高い4.70％で終えた。

　2024年1−3月期の米実質国内総生産（GDP）速報値は前期比年率1.6％増と、市場予想（2.4％増）を下回った。一方、個人消費支出（PCE）物価指数でエネルギー・食品を除いたコア指数の伸びが前期比年率3.7％と、23年10−12月期（2.0％）から加速した。

　もっとも、25日のNY市場ではダウ平均が続落してハイテク株主体のナスダック総合も4日ぶりに反落したものの、エヌビディアなどの半導体株が反発し、ITセクターは上昇している。香港市場でもハイテク株が買われ、相場を下支えする展開がありそうだ。25日の香港株の米国預託証券（ADR）は、電気自動車の理想汽車（02015）、中国4大商業銀行の中国銀行（03988）、香港コングロマリットの長江和記実業（00001）が香港終値を下回った半面、大型ネット株のアリババ集団（09988）とテンセント（00700）、英金融大手のHSBC（00005）が上回って終えた。