24日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中東情勢に対する過度な警戒感が後退し、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。米長期金利の低下も投資家心理の支えとなっている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.99％高の16995.33ポイントで推移している。個別では、大型株のAIAグループ（01299）、アリババ集団（09988）、テンセント（00700）が買われて相場の上昇を主導。スポーツ用品の李寧（02331）と安踏体育用品（02020）、アルミ製品メーカーの中国宏橋（01378）が高い。半面、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、新薬受託開発の無錫薬明康徳新薬開発（02359）、薬明生物技術（02269）が売られている。

　24日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。中東情勢の悪化懸念が後退し、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。また、習近平国家主席が重慶市で23日に西部大開発に関する座談会を主宰し、重要談話を発表したことを受け、関連銘柄なども大きく買われている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.03％高の3022.90ポイントで推移している。セクター別では、貴金属と保険が全面高となっているほか、通信サービスや自動車部品なども買われている。半面、バッテリー素材や医療サービス、文化・メディアなどが売られている。

上海総合指数
　始値：3029.40ポイント
　前日比：7.42ポイント
　騰落率：0.25％

上海B株指数
　始値：243.17ポイント
　前日比：0.42ポイント
　騰落率：0.17％

深セン成分指数
　始値：9186.19ポイント
　前日比：3.05ポイント
　騰落率：0.03％

深センB株指数
　始値：1065.57ポイント
　前日比：3.42ポイント
　騰落率：0.32％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3514.01ポイント
　前日比：7.79ポイント
　騰落率：0.22％