■中国人寿保険（02628/601628）：2024年1−3月の保険料収入は3376億元だった。前年同期比で3.2％増加した。3月単月では前年同月比4.4％増の849億元となる。

■舜宇光学科技（02382）：2024年3月の携帯端末用レンズセット出荷量は前年同月比33.7％増の1億1272万3000個だった。携帯端末用カメラモジュールは同15.1％増の4189万5000個。

■ハンセン銀行（00011）：9日大引け後、最大30億HKドル規模の自社株買いの実施をメリルリンチに委託したと発表した。実施期間は2024年4月10日−9月9日。

　10日の香港市場は続伸して始まるか。米長期金利の上昇が一服し、前日のNY市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぐと予想する。長期金利の指標となる米10年債利回りは8日に一時4.46％と昨年11月下旬以来の水準に上昇していたが、9日には4.36％で終えた。

　ただ、6月の米連邦公開市場委員会（FOMC）での利下げを巡っては市場の見方は割れている。きょう夜発表される3月の米消費者物価指数（CPI）が強い結果となれば、利下げ開始時期の後ずれが警戒されるだろう。結果を見極めたい投資家が積極的な売買を手控え、ハンセン指数の上値が重い展開があり得る。

　9日のNY株式相場はダウ平均が小幅に続落した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は3日続伸した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）はネット株のアリババ集団（09988）、美団（03690）、JDドットコム（09618）や英金融大手のHSBC（00005）、電気自動車の理想汽車（02015）が香港終値を上回って終えた。

　香港証券取引所は9日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：123億8660万HKドル
　　買い代金：69億3065万HKドル
　　売り代金：54億5595万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 小米集団（01810）
　　売買代金：674百万HKドル
　　買い代金：483百万HKドル
　　売り代金：191百万HKドル

2 CNOOC（00883）
　　売買代金：648百万HKドル
　　買い代金：198百万HKドル
　　売り代金：450百万HKドル

3 テンセント（00700）
　　売買代金：598百万HKドル
　　買い代金：265百万HKドル
　　売り代金：333百万HKドル

4 中国有色鉱業（01258）
　　売買代金：385百万HKドル
　　買い代金：313百万HKドル
　　売り代金：72百万HKドル

5 美団（03690）
　　売買代金：369百万HKドル
　　買い代金：163百万HKドル
　　売り代金：206百万HKドル

6 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：336百万HKドル
　　買い代金：197百万HKドル
　　売り代金：140百万HKドル

7 招金鉱業（01818）
　　売買代金：246百万HKドル
　　買い代金：133百万HKドル
　　売り代金：114百万HKドル

8 山東黄金鉱業（01787）
　　売買代金：225百万HKドル
　　買い代金：141百万HKドル
　　売り代金：84百万HKドル

9 香港証券取引所（00388）
　　売買代金：206百万HKドル
　　買い代金：180百万HKドル
　　売り代金：27百万HKドル

10 ペトロチャイナ（00857）
　　売買代金：193百万HKドル
　　買い代金：109百万HKドル
　　売り代金：84百万HKドル