3日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。指数が約2週間ぶりの高値圏で推移しているとあって、翌日から始まる清明節連休を前に、利益確定売りが重荷となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.19％安の3069.17ポイントで推移している。セクター別では、ゲームが全面安。文化・メディア、コンピューター設備、インターネット設備なども売られている。半面、採掘と貴金属が全面高となっているほか、宝飾品、海運・港湾運営などが上昇している。

　3日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米連邦準備理事会（FRB）の利下げ先送り観測を背景に2日の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。前日終値は3月14日以来およそ3週間ぶり高値だったとあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.51％安の16844.47ポイントで推移。個別では、前日高かった中国中信（00267）、京東健康（06618）、小米集団（01810）が売られている。半面、中東情勢の緊迫化を背景に金鉱株の紫金鉱業集団（02899）、石油株のペトロチャイナ（00857）とCNOOC（00883）が買われている。

上海総合指数
　始値：3074.89ポイント
　前日比：-0.07ポイント
　騰落率：0.00％

上海B株指数
　始値：256.41ポイント
　前日比：0.10ポイント
　騰落率：0.04％

深セン成分指数
　始値：9564.65ポイント
　前日比：-22.30ポイント
　騰落率：-0.23％

深センB株指数
　始値：1094.60ポイント
　前日比：-0.62ポイント
　騰落率：-0.06％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3578.68ポイント
　前日比：-2.00ポイント
　騰落率：-0.06％