連休明け2日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前営業日比2.36%高の16931.52ポイントだった。中国企業指数は2.58%高の5960.72ポイント。メインボードの売買代金は概算で1441億8000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。連休中の本土株高や、官民発表の2024年3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の予想上振れなどが好感された。好決算や増配を手掛かりとした個別物色も指数を押し上げた。もっとも、前場は心理的節目の17000ポイントに乗せる場面もあったが、同水準で伸び悩むと、後場はおおむね16900ポイント付近でもみ合った。
個別では、2023年12月期の増益決算と増配を発表した中銀香港(
02388)や、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)が9%超高と急伸。前週末に自社開発の電気自動車(EV)「SU7」を発売した小米集団(
01810)は朝方に一時16%超高を付けたが、8.97%高で終えた。華潤置地(
01109)傘下の不動産管理サービスの華潤万象生活(
01209)も8%を超す上昇。半面、オンラインゲーム大手のネットイース(
09999)が大幅逆行安。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、不動産管理サービスの碧桂園服務(
06098)、製薬会社の中国生物製薬(
01177)なども下げた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.89%高の3543.12ポイント。トリップ・ドットコム、小米集団のほか、衆安在線財産保険(
06060)、美団(
03690)、平安健康医療科技(
01833)が上昇率上位。半面、ネットイース、小鵬汽車(
09868)、阿里健康、蔚来集団(
09866)が下落率上位だった。