週明け25日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.16%安の16473.64ポイントだった。中国企業指数は0.05%安の5754.65ポイント。メインボードの売買代金は概算で1127億HKドル。
ハンセン指数は前週末終値を挟んで一進一退。強弱材料が入り混じり、相場の方向性を欠いた。オンショア人民元(CNY)が朝方に反発したことで一時高く推移した中国本土相場が結局は安く終え、地合いが悪化した。米中対立の先鋭化も警戒され、ハンセン指数は終値ベースで8日以来およそ2週間ぶりの安値を更新した。もっとも好業績の銘柄が買いを集め、一定の下支えとなった。セクター別では工業と金融、コングロマリットが下げた半面、素材とエネルギーが上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、保険株のAIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)、中国平安保険(
02318)が売られ、相場の重荷だった。パソコン大手のレノボグループ(
00992)は8.63%安。民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、海運の東方海外(
00316)、22日大引け後に2023年12月本決算を発表した新奥能源(
02688)が大幅に続落した。半面、12月本決算で純利益が市場予想を上回った中国宏橋(
01378)が14%近く上昇。美団(
03690)、龍湖集団(
00960)も決算を手掛かりに買われた。医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)は反発した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.54%安の3437.20ポイントと続落。前週末に買われたキングソフト(
03888)とBYDエレクトロニック(
00285)が大幅安だった。一方、中国検索大手の百度(
09888)、オンライン旅行会社の同程旅行(
00780) が反発した。