週明け25日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。中国政府による景気対策への期待は強いものの、人民元安を受けた資金流出への懸念や米中対立の激化などが警戒され、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.30％安の3038.76ポイントで推移している。セクター別では不動産サービスが全面安となっているほか、証券や半導体も売られている。半面、貴金属が全面高。建設機械や採掘も買われている。

　週明け25日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前週末の終値は8日以来2週間ぶりの安値圏だっただけに、自律反発を狙う買いが先行。決算発表シーズンのピークに入り、業績を踏まえた売買が目立つ。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比0.13％高の16520.76ポイントで推移している。個別では、2023年12月本決算を前週末に発表した美団（03690）と中国宏橋（01378）が大幅高。医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）と無錫薬明康徳新薬開発（02359）も高い。半面、保険株の中国人寿保険（02628）、中国平安保険（02318）、AIAグループ（01299）がそろって下げている。パソコン大手のレノボグループ（00992）は大幅反落。

上海総合指数
　始値：3040.50ポイント
　前日比：-7.53ポイント
　騰落率：-0.25％

上海B株指数
　始値：255.20ポイント
　前日比：-0.01ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：9538.35ポイント
　前日比：-27.21ポイント
　騰落率：-0.28％

深センB株指数
　始値：1083.31ポイント
　前日比：0.41ポイント
　騰落率：0.04％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3536.71ポイント
　前日比：-8.29ポイント
　騰落率：-0.23％