14日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に切り返した。中国当局の景気対策を好感。国務院（内閣に相当）は13日、大規模な設備更新と消費財の買い替えを後押しする新たな措置を公表した。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.25％高の3051.56ポイントで推移。セクター別では、貴金属が全面高。製薬、医療サービス、非鉄金属なども買われている。半面、ゲーム、文化・メディア、インターネットサービス、通信サービスなどが安い。

　14日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日のNY市場は高安まちまちだったが、中国政府が13日、設備投資や自動車・家電製品の買い替えなどを盛り込んだ景気刺激策を発表したことなどが好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.36％高の17143.71ポイントで推移している。個別では、JDドットコム（09618）が買われて指数を押し上げているほか、翰森製薬（03692）や石薬集団（01093）、中国生物製薬（01177）、薬明生物技術（02269）など医薬関連銘柄の上昇が目立つ。半面、信義光能（00968）や新奥能源（02688）、龍湖集団（00960）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3042.41ポイント
　前日比：-1.42ポイント
　騰落率：-0.05％

上海B株指数
　始値：261.82ポイント
　前日比：-0.19ポイント
　騰落率：-0.07％

深セン成分指数
　始値：9598.42ポイント
　前日比：-6.57ポイント
　騰落率：-0.07％

深センB株指数
　始値：1081.07ポイント
　前日比：-1.02ポイント
　騰落率：-0.09％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3571.79ポイント
　前日比：-0.57ポイント
　騰落率：-0.02％