週明け11日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前週末の米株安が嫌気される半面、中国当局が打ち出す具体的な産業振興策への期待が引き続き相場の支えとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比0.04％高の3047.29ポイントで推移している。セクター別では、バッテリーやバッテリー素材、太陽光発電設備などが買われる半面、電子部品やゲーム、半導体などが売られている。

　週明け11日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国の全国人民代表大会（全人代）がきょう閉幕する。中国当局が打ち出す具体的な産業振興策への期待が相場の支えとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前営業日比1.09％高の16531.94ポイントで推移している。個別では、中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）とアリババ集団（09988）、生活アプリ運営の美団（03690）が買われて相場の上昇を主導。太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）、豚肉大手の万洲国際（00288）も高い。半面、パソコン大手のレノボグループ（00992）が大幅に反落。エネルギー株の中国神華能源（01088）とCNOOC（00883）も売られている。

上海総合指数
　始値：3042.62ポイント
　前日比：-3.40ポイント
　騰落率：-0.11％

上海B株指数
　始値：265.49ポイント
　前日比：-0.08ポイント
　騰落率：-0.03％

深セン成分指数
　始値：9369.65ポイント
　前日比：0.60ポイント
　騰落率：0.01％

深センB株指数
　始値：1069.68ポイント
　前日比：0.37ポイント
　騰落率：0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3545.94ポイント
　前日比：1.03ポイント
　騰落率：0.03％