8日の中国本土株式市場で上海総合指数は小幅安で始まった後、ほどなくプラス圏に浮上する展開。きょう夜に米雇用統計、あす午前に中国の物価統計が発表されるとあって、様子見ムードは強いものの、前日のNY市場の上昇が好感されているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.17％高の3032.43ポイントで推移している。セクター別では、造船とバッテリー素材が全面高となっているほか、太陽光発電設備や医療サービスなども買われている。半面、観光・ホテルや教育、貴金属などが売られている。

　8日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が7日に米上院で行った議会証言を手掛かりに、FRBが今年半ばにも利下げを開始するとの見方が広がった。同日の米長期金利の低下も好感され、幅広いセクターで買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.99％高の16391.02ポイントで推移している。個別では、食品・飲料株の万洲国際（00288）と中国蒙牛乳業（02319）が高い。太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）は大幅に続伸。前日急落した無錫薬明康徳新薬開発（02359）が買われている。半面、前日高かった中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）が下落している。

上海総合指数
　始値：3026.17ポイント
　前日比：-1.23ポイント
　騰落率：-0.04％

上海B株指数
　始値：264.20ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：9281.61ポイント
　前日比：14.49ポイント
　騰落率：0.16％

深センB株指数
　始値：1070.39ポイント
　前日比：1.20ポイント
　騰落率：0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3529.55ポイント
　前日比：-0.17ポイント
　騰落率：0％