6日の香港市場でハンセン指数は小幅に反発して始まった。前日終値はおよそ2週間ぶり安値とあって自律反発を見込む買いが相場を支えている。ただ、買い一巡後は上値が重い。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長の議会証言を6−7日に控え、内容を見極めたい投資家は積極的な売買を見送っているもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.05％高の16170.91ポイントで推移している。中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）とアリババ集団（09988）が上昇。医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発（02359）、薬明生物技術（02269）も買われている。一方、アジア保険会社のAIAグループ（01299）、電気自動車の理想汽車（02015）、太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）が売られている。

　6日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。指数は昨年11月下旬以来の高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが出やすい半面、全国人民代表大会（全人代）が開催されるなかで政策期待も根強い。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.02％安の3047.24ポイントで推移。セクター別では、バッテリー素材と保険が全面安。自動車、航空・宇宙関連、半導体なども安い。半面、教育が全面高となっているほか、ガス、採掘、通信設備などが買われている。

上海総合指数
　始値：3041.75ポイント
　前日比：-6.04ポイント
　騰落率：-0.20％

上海B株指数
　始値：264.66ポイント
　前日比：-0.21ポイント
　騰落率：-0.08％

深セン成分指数
　始値：9366.71ポイント
　前日比：-50.09ポイント
　騰落率：-0.53％

深センB株指数
　始値：1073.87ポイント
　前日比：-0.55ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3556.53ポイント
　前日比：-8.98ポイント
　騰落率：-0.25％