週明け4日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前週末の米株高が好感される半面、指数は前週末に終値で昨年12月1日以来、3カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。全国人民代表大会（全人代）の開幕をあすに控えて様子見ムードも強まっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.08％高の3029.30ポイントで推移している。セクター別では、貴金属やバッテリー素材、医療サービスなどが買われる半面、自動車、自動車部品、保険などが売られている。

　週明け4日の香港市場で、ハンセン指数は前週末の株高の流れを引き継ぎ、小幅ながら続伸して始まった。1日発表の2月の米サプライマネジメント協会（ISM）製造業景況感指数 (PMI)などの経済指標が弱い結果となり、米長期金利が低下。香港市場でもハイテク株を中心に買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前営業日比0.01％高の16591.80ポイントで推移している。個別では、パソコン大手のレノボグループ（00992）、半導体ファウンドリーのSMIC（00981）が買われている。新薬受託開発の無錫薬明康徳新薬開発（02359）、金鉱大手の紫金鉱業集団（02899）は続伸。半面、電気自動車の理想汽車（02015）、通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）が大幅に反落している。

上海総合指数
　始値：3026.61ポイント
　前日比：-0.41ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　始値：262.99ポイント
　前日比：-0.19ポイント
　騰落率：-0.07％

深セン成分指数
　始値：9456.37ポイント
　前日比：21.62ポイント
　騰落率：0.23％

深センB株指数
　始値：1076.17ポイント
　前日比：-0.02ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3538.37ポイント
　前日比：0.57ポイント
　騰落率：0.02％