27日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日の米株安が嫌気されているほか、最近の上昇を受けて利益確定の売りも広がり、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.03％安の2976.08ポイントで推移している。セクター別では、教育やコンピューター設備、インターネットサービスなどが売られる半面、物流や自動車サービス、自動車などが買われている。

　27日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。2月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）と1月の米個人消費支出（PCE）物価指数の発表を29日に控え、内容を見極めたい雰囲気が強い。好決算を手掛かりとする個別物色が相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.01％高の16636.40ポイントで推移している。前日大引け後に2023年12月本決算を発表した自動車メーカーの理想汽車（02015）が大幅高。同業のBYD（01211）、吉利汽車（00175）も買われている。香港電力持ち株会社の中電控股（00002）は大幅に続伸。半面、ガラス大手の信義ガラス（00868）、乳業大手の中国蒙牛乳業（02319）、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）が反落。

上海総合指数
　始値：2966.42ポイント
　前日比：-10.60ポイント
　騰落率：-0.36％

上海B株指数
　始値：259.41ポイント
　前日比：0.12ポイント
　騰落率：0.05％

深セン成分指数
　始値：9032.26ポイント
　前日比：-33.83ポイント
　騰落率：-0.37％

深センB株指数
　始値：1062.51ポイント
　前日比：-0.28ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3440.05ポイント
　前日比：-13.31ポイント
　騰落率：-0.39％