週明け26日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。中国政府による景気対策や相場対策への期待が支えとなる一方、前週末のNY市場でナスダック総合が下落した流れを引き継ぎ、香港市場でもハイテク株が売られて相場の重しとなっている。指数は約7週間ぶり高値水準とあって利益を確定する動きも強まっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.17％安の16698.09ポイントで推移している。個別では、テンセント（00700）やJDドットコム（09618）、美団（03690）などが売られているほか、安踏体育用品（02020）や申洲国際集団（02313）の下落も目立つ。半面、中国蒙牛乳業（02319）や無錫薬明康徳新薬開発（02359）、吉利汽車（00175）などが買われている。

　週明け26日の中国本土市場で上海総合指数は小安く寄り付いた後、前週末終値を挟んだ一進一退の展開。前週末まで8営業日続伸し、心理的節目の3000ポイントを回復した後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.19％安の2999.17ポイントで推移している。セクター別では、ゲーム、文化・メディア、インターネットサービス、太陽光発電設備などが安い。半面、汎用設備、専用設備、物流などが買われている。

上海総合指数
　始値：3002.12ポイント
　前日比：-2.76ポイント
　騰落率：-0.09％

上海B株指数
　始値：257.76ポイント
　前日比：0.06ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：9070.22ポイント
　前日比：0.80ポイント
　騰落率：0.01％

深センB株指数
　始値：1059.21ポイント
　前日比：-0.27ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3485.54ポイント
　前日比：-4.20ポイント
　騰落率：-0.12％