22日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏へ切り返した。前日まで6営業日続伸した後とあって、利益確定売りが出やすいものの、中国当局による追加の景気対策などへの根強い期待が買いを支えている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.32％高の2960.36ポイントで推移。セクター別では、インターネットサービス、ソフトウエア開発、通信設備、通信サービスなどが高い。半面、前日に高かった保険が全面安。教育、銀行も売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。公表された1月30−31日開催分の米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨を受けて早期の利下げ期待が後退する半面、中国政府による景気対策や相場対策への期待が支えとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.26％高の16545.84ポイントで推移している。個別では、AIAグループ（01299）やアリババ集団（09988）、美団（03690）が買われて指数を押し上げている。半面、前日決算を発表したHSBC（00005）が続落。ネットイース（09999）や華潤置地（01109）も安い。

上海総合指数
　始値：2945.45ポイント
　前日比：-5.51ポイント
　騰落率：-0.19％

上海B株指数
　始値：252.55ポイント
　前日比：0.02ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：8971.44ポイント
　前日比：-4.53ポイント
　騰落率：-0.05％

深センB株指数
　始値：1044.44ポイント
　前日比：-1.02ポイント
　騰落率：-0.1％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3450.35ポイント
　前日比：-6.52ポイント
　騰落率：-0.19％