21日の香港市場でハンセン指数は反落して寄り付いた直後、上げに転じた。中国政府が前日の利下げに続いて景気刺激策や株式相場下支え策を打ち出すとの期待から買いが入ったもよう。

　指数は日本時間午前10時48分現在、前日比1.17％高の16437.74ポイントで推移している。個別では、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発（02359）と薬明生物技術（02269）が大幅に続伸。不動産開発の中国海外発展（00688）と龍湖集団（00960）、ニット衣料大手の申洲国際集団（02313）、パソコン大手のレノボグループ（00992）も買われている。一方、宝飾品販売の周大福珠宝（01929）、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）が下げている。

　21日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日まで5営業日続伸し、終値で1月5日以来、約1カ月半ぶりの高値を連日で更新した後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.16％安の2918.00ポイントで推移。セクター別では、ゲーム、証券、製薬、医薬品販売などが安い。半面、造船、ガス、自動車などが買われている。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：77.04
　　前日比：-1.42
　　騰落率：-1.81％

　COMEX金 中心限月
　　終値：2039.80
　　前日比：15.70
　　騰落率：0.78％

　LME銅 3カ月物
　　終値：8500.00
　　前日比：65.65
　　騰落率：0.78％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2196.35
　　前日比：-0.65
　　騰落率：-0.03％