8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比1.15％高の2862.31ポイントだった。深セン成分指数は2.24％高の8903.53ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6531億6300万元だった。

　上海総合指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。中国国務院は7日、中国証券監督管理委員会（CSRC）の易会満主席を解任し、呉清氏に交代させると発表した。呉氏は過去の実績でリスク対応に強いとされていることから、資本市場への支援の強化に対する期待が買いを誘ったもよう。上昇率が1％を超える水準では上値が重かったが、この日の高値で前場の取引を終えた。

　セクター別では、電子化学品と風力発電設備が全面高。半導体、インターネットサービス、医療機器なども高い。半面、銀行の一角がさえない。

　上海B株指数は0.9％高の248.92ポイント、深センB株指数は0.74％高の1012.87ポイント。

上海総合指数
　引値：2862.31ポイント
　前日比：32.61ポイント
　騰落率：1.15％

上海B株指数
　引値：248.92ポイント
　前日比：2.22ポイント
　騰落率：0.9％

深セン成分指数
　引値：8903.53ポイント
　前日比：195.29ポイント
　騰落率：2.24％

深センB株指数
　引値：1012.87ポイント
　前日比：7.40ポイント
　騰落率：0.74％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3356.07ポイント
　前日比：12.44ポイント
　騰落率：0.37％

　8日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸スタート。中国国務院は7日、中国証券監督管理委員会（CSRC）の易会満主席を解任し、呉清氏に交代させると発表した。呉氏は過去の実績でリスク対応に強いとされていることから、資本市場への支援の強化に対する期待が買いを誘ったもよう。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.61％高の2847.04ポイントで推移。セクター別では、バッテリー素材と証券が全面高。造船、半導体、電子化学品なども高い。半面、物件内装、建設コンサルティングの一角が売られている。