■アリババ集団（09988）：2023年10−12月期決算で純利益は前年同期比69.2％減の144億3300万元となり、ファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想（376億2000万元）を下回った。売上高は同5.1％増の2603億4800万元。

■碧桂園（02007）：2024年1月の不動産販売額（共同出資事業や関連会社を含む権益ベース）は前年同月比75.1％減の54億9000万元、販売面積は81.7％減の56万平方メートルだった。

■龍源電力（00916）：2024年1月の発電量は前年同月比2.1％増の699万900メガワット時（MWh）だった。うち風力発電は同8.4％減の552万1900MWh、火力発電は40.4％増の96万6400MWh、その他の再生可能エネルギー発電は275.8％増の50万2600MWhだった。

■2月8日（木）

【3Q決算】グレートワールド（08003）
【3Q決算】毅高国際（08218）
【3Q決算】嘗高美集団（08371）
【中間決算】WT集団（08422）
【3Q決算】佰悦集団（08545）
【統計】中国　消費者物価指数（CPI）　1月
【統計】中国　生産者物価指数（PPI）　1月
【統計】中国　人民元建て融資増加額　1月
【統計】マネーサプライ　M2　1月
※予定が変更になる場合もあります

　8日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行するか。7日のNY株式市場でダウ平均は過去最高値を更新したほか、S&P500とナスダック総合も続伸した。米10年債利回りが上昇したものの、予想を上回る第4四半期決算発表が続いたことや、先高観を背景にエヌビディア、マイクロソフトなどのハイテク・ジャイアントが上昇したことが相場を押し上げた。

　一方、中国では株式相場が低迷するなか、中国証券監督管理委員会（CSRC）などが習近平国家主席に市場の状況を報告したと伝わっており、習主席が自ら指揮を執るとの見方が出ている。中国国務院は7日、CSRCの易会満主席を解任し、呉清氏に交代させると発表。呉氏は違法行為のあった証券会社やファンドなどを厳しく取り締まったことでも知られており、今後打ち出される対策にも期待がかかる。

　なお、きょうは日本時間午前10時30分に中国の1月の消費者物価指数（CPI）と生産者物価指数（PPI）が発表される予定で、結果によっては相場の波乱要因となりそうだ。市場予想はCPIが0.5％下落、PPIが2.6％下落。また、香港市場は9日後場から13日まで、中国本土市場は9日から16日まで春節（旧正月）でそれぞれ休場となるため、連休を前に持ち高調整の売りも予想される。