6日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み高。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比4.82％高の78.23米ドルと続伸。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も3.81％高の107.56米ドルと続伸した。主な中国関連ネット・IT株の6日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：78.23米ドル（+4.82％）
　■百度（BIDU）：107.56米ドル（+3.81％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：39.48米ドル（+5.53％）
　■JDドットコム（JD）：24.11米ドル（+7.68％）
　■ウェイボー（WB）：9.04米ドル（+8.52％）
　■ネットイース（NTES）：107.37米ドル（+6.65％）
　■モモ（MOMO）：6.17米ドル（+5.65％）
　■レンレン（RENN）：0.92米ドル（0％）
　■滴滴全球（DIDI）：3.17米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：9.78米ドル（+2.84％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.10米ドル（+0.97％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：9.80米ドル（+5.83％）

　6日のNY株式相場は反発。半導体株などに利益確定売りが強まったものの、おおむね良好な決算発表が続いたほか、米国経済のソフトランディング期待を背景に景気敏感株が上昇したことや、米10年債利回りが低下したことが相場の支援となった。

　ダウ平均はおおむねプラス圏で推移し、141.24米ドル高（+0.37％）で終了。S&P500とナスダック総合は前日終値を挟んでもみあったが、それぞれ0.23％高、0.07％高で終了し、主要3指数がそろって反発した。小型株指数のラッセル2000は0.85％高と3日ぶりに反発し、主要3指数をアウトパフォームした。

　S&P500の11セクターは素材、不動産、ヘルスケア、資本財、一般消費財など9セクターが上昇し、IT、コミュニケーションの２セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はウォルグリーン、ナイキ、ディズニー、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど20銘柄が上昇し、アムジェン、セールスフォース、ベライゾンなど10銘柄が下落した。

　決算発表銘柄は売上高が予想を上回ったパランティア・テクノロジーズが30.80％高と急伸したほか、ＧＥヘルスケア・テクノロジーズが11.65％高となり、デュポン・ド・ヌムールとウィリス・タワーズ・ワトソンも7％超上昇した。一方、利益が予想を下回ったFMCが11.54％安となった。

　香港証券取引所は6日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：156億4355万HKドル
　　買い代金：58億9723万HKドル
　　売り代金：97億4632万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　　売買代金：3,429百万HKドル
　　買い代金：9百万HKドル
　　売り代金：3,420百万HKドル

2 テンセント（00700）
　　売買代金：1,244百万HKドル
　　買い代金：758百万HKドル
　　売り代金：486百万HKドル

3 美団（03690）
　　売買代金：641百万HKドル
　　買い代金：459百万HKドル
　　売り代金：182百万HKドル

4 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：471百万HKドル
　　買い代金：177百万HKドル
　　売り代金：294百万HKドル

5 ハンセン中国企業指数ETF（02828）
　　売買代金：417百万HKドル
　　買い代金：28百万HKドル
　　売り代金：389百万HKドル

6 薬明生物技術（02269）
　　売買代金：348百万HKドル
　　買い代金：138百万HKドル
　　売り代金：210百万HKドル

7 CNOOC（00883）
　　売買代金：318百万HKドル
　　買い代金：141百万HKドル
　　売り代金：177百万HKドル

8 中国建設銀行（00939）
　　売買代金：255百万HKドル
　　買い代金：78百万HKドル
　　売り代金：178百万HKドル

9 信達生物製薬（01801）
　　売買代金：247百万HKドル
　　買い代金：170百万HKドル
　　売り代金：77百万HKドル

10 SMIC（00981）
　　売買代金：232百万HKドル
　　買い代金：134百万HKドル
　　売り代金：98百万HKドル